そこに住んでいても意外と知らない昔のお話をご紹介します。
円頓寺・円頓寺本町・西円頓寺商店街は名古屋でも最も古い商店街として、また大須と同様に円頓寺の門前町として庶民に親しまれた街である。 歴史は江戸時代にさかのぼり、当時、政治的中心であった清洲から、名古屋へ城を移し、武家、社寺、町家、町名までが総移転する「清洲越」によって城下町が造成されました。 円頓寺に商店街が形成され、名古屋西部一帯の中心的盛り場となったのは明治20年代以後のことである。この頃、笹島に鉄道駅開設や工場などの建設、都市交通の整備も円頓寺筋の盛り場を促進し、飲食、用品、雑貨を中心とする商店街として発展し、商店街は江川を越え更に西方にまで延長されました。 円頓寺筋には二、三の劇場や寄席が設けられ、市電の通る江川通には夜店が並び、全市でも広小路、大須に次ぐ規模で、大正、昭和、戦前を通じて堀川以西の市街地における最大の盛り場として周辺地区からの客を集めていました。 |